妊娠線ができてしまうと、「もう一生消えないのかも…」とショックに思ってしまいますよね。
今回は、
- 妊娠線を消す方法
- レーザー治療などにかかる費用
- 自宅でできる産後の妊娠線ケア
について、まとめてみました!
それでもやっぱり気になってしまうのが、女ごころなのよね。
できてしまった妊娠線を消すには、やっぱりレーザー手術とかしないとダメなのかなぁ?
妊娠線を消す方法はたくさんあるけれど、それぞれのリスク面も知っておくことが大切。
今回は、妊娠線を消す方法・メリット・デメリットを紹介していくわ!
目次
妊娠線とは?
妊娠線とは、妊娠中に急激に大きくなるおなかに皮膚がついていけず、真皮と皮下組織に亀裂が生じてできる、ひび割れ線のこと。
妊娠した女性の半数以上にできてしまうとされ、ママたちの大きな悩みの1つだと言われています。
妊娠線ができる原因
皮膚は、外側から「表皮・真皮・皮下組織」の3層構造になっています。
表皮は比較的柔軟に伸びることができますが、その下にある真皮と皮下組織には、弾力性があまりありません。
そのため、赤ちゃんの成長とともに大きくなるおなかについて行けなかった真皮と皮下組織は、少しづつ裂け始めてしまいます。
こうして裂けてしまった真皮と皮下組織が、表皮を通して透けて見えるのが「妊娠線」です。
妊娠線は、でき始めは赤紫色であることが多く、時間の経過とともに色素沈着を起こして濃い色へと変化していきます。
時間が経った妊娠線は、銀白色の痕として残る場合が多いようです。
できてしまった妊娠線は消える?
残念ながら、「1度できてしまった妊娠線を完全に消すことは難しい」と言われています。
皮膚の表面の表皮にできた傷は、時間の経過とともにキレイになりますが、真皮や皮下組織が受けたダメージは完全に消えることはありません。
妊娠中は、お肌のターンオーバーを抑制するホルモンが多く分泌されることが分かっています。
そのため妊娠中のお肌は、新陳代謝をうまく行うことができず、妊娠線ができやすくなってしまうのだそうです。
それでもできてしまった妊娠線…諦めたくないなぁ。
妊娠線を消す方法って、どんなものがあるんですか?
妊娠線を消す方法とメリット・デメリット
一般的に、できてしまった妊娠線を消すことは難しいと言われています。
しかし、お肌のターンオーバーを整え促すことで、妊娠線を目立たなくすることが可能とされているようです。
妊娠線解消に有効だとされている代表的な方法について、調べてみました。
レーザー治療
レーザー治療とは、妊娠線ができている部分にレーザーを当て、真皮と皮下組織に軽度の火傷を負わせることで、皮膚の再生を促す方法です。
治療費はクリニックによって異なりますが、1回につき2~4万円程度。
2週間以上の間隔をあけて、合計5・6回の施術が必要となる場合が多いようです。
- メスを入れずに施術が行える
- 比較的短時間で、妊娠線の改善が見られる
- コラーゲン生成を促す効果や肌の引き締め効果もある
- 保険適応外のため費用が多くかかる
- レーザー照射の熱による火傷を負うことがある
- クリニックを予約したり、通う手間がかかる
- 妊娠中や授乳期間中は施術ができない場合が多い
ガス治療
ガス治療とは、炭酸ガスを皮下組織に注入することで、真皮の血流を促し、皮膚の再生能力を高める方法。
治療費クリニックによって異なりますが、1回につき2~4万円程度。
2週間以上の間隔をあけて、5・6回の施術が必要となる場合が多いようです。
- 副作用のリスクが比較的少ない
- 真皮層に直接アプローチすることができる
- 施術当日から入浴可能
- 保険適応外のため費用が多くかかる
- 内出血が数週間続くことがある
- クリニックに予約したり、通う手間がかかる
- 妊娠中や授乳期間中は施術ができない場合が多い
ダーマローラー法
ダーマローラー法とは、細い針のついたローラーを皮膚の上で転がすことにより、表皮や真皮に軽い傷を負わせ、その傷を治そうとする自然治癒力を利用した方法。
肌のターンオーバーを促す作用があり、1回の施術で、コラーゲンの約10~15%が入れ替わるとも言われています。
施術費用はクリニックによって異なりますが、1回3~8万円程度。
1ヶ月の間隔をあけて、合計5・6回の施術が必要となる場合が多いようです。
また、ダーマローラー法は、自らローラーを購入することによって、自宅でのケアも可能なようです。
その場合、傷口からの感染症を防ぐため、衛生面に十分に配慮する必要があります。
- シミや肌の引き締め効果も期待できる
- 副作用のリスクが低い
- 自宅でも施術が可能
- 一時的な赤み、むくみ、ほてり、痛みをともなう
- 金属針の場合、金属アレルギーの人は施術ができない
- 1週間程度はしっかりと紫外線対策を行う必要がある
- 妊娠中や授乳期間中は施術ができない場合が多い
妊娠線アフターケア専用クリーム
有効成分の配合されたクリームを使ってケアをすることで、お肌のターンオーバーを促す方法。
クリームの種類によって価格は異なりますが、1ヶ月5,000円程度でケアが可能なケースが多いようです。
毎日のセルフケア継続が基本となり、早くて数か月で改善が見られる場合もあるのだとか。
クリニックでの施術に比べると、効果の現れ方はゆるやかですが、安全性が高い方法の1つと言えるでしょう。
- クリニックの施術に比べ高額な費用がかからない
- 自宅でのケアが可能
- 副作用のリスクが少ない
- 痛みを伴うことが少ない
- 妊娠中や授乳期間でもケアを開始できる場合が多い
- 改善が見られるまでかかる期間に個人差がある
- デイリーケアが基本となる場合が多く、手間がかかる
妊娠線は、できてから日が浅い方がケアの効果が出るとも言われているわ。
コストや安全面を考えると、私はアフターケア専用クリームでのケアをオススメするわ!
自宅でできる妊娠線アフターケア
妊娠線を目立たなくするためには、お肌の新陳代謝を高めて、ターンオーバーを促すことが大切です。
クリニックでの施術は、短期間で効果が出る場合も多いようですが、高額な費用や副作用のリスクを考える必要が出てきますよね。
「妊娠線を消したい」と考えているママのために、今すぐ自宅でできるセルフケアをご紹介します♪
バランスの取れた食事
栄養バランス整った食事を心がけることで、お肌のターンオーバーが整いやすくなります。
妊娠線は、お肌の奥のコラーゲン組織などが裂けてしまった状態。
コラーゲンは元々タンパク質でできているので、食事から良質なタンパク質を摂ることを意識すると良いでしょう。
また、コラーゲンの生成をサポートする栄養素の1つとして、ビタミンCが挙げられます。
ビタミンCは、熱に弱く水に溶けてしまう性質を持っているので、火を通さずに食べることのできる果物や緑黄色野菜サラダでの摂取がオススメです。
良質な睡眠
十分な睡眠が、健やかで美しいお肌づくりに役立ちます。
お肌の細胞は、寝ている間に分泌される「成長ホルモン」によって細胞分裂が促され、再生しようとするのだそう。
良質な睡眠のためには、
- 食事は寝る前の3時間前までに済ませておく
- 寝る前にはスマホやPCの使用を控える
- 日中に太陽光を浴びる
などの工夫をすると良い、と言われていますよ♪
専用ボディクリームでのケア
最近では、できてしまった妊娠線専用のアフターケアクリームが、さまざまなメーカーから販売されているようです。
これらのクリームは、妊娠中や授乳期間中のケアが可能な場合も多く、早めのケアが可能な点が魅力。
できてしまった妊娠線ケアに役立つ成分が配合されているクリームを、意識的に選ぶと良いでしょう。
シラノール誘導体…コラーゲンを再構築をサポートすると期待されている成分
葉酸…肌のめぐりをサポートすることが期待されている成分
ビタミンC誘導体…コラーゲンの生成を助けると期待されている成分
FGF…コラーゲンを生成する線維芽細胞に働きかける成分
EGF…肌を整える役割を担う成分
継続的なケアをコツコツと続けることによって、より妊娠線の目立ちにくいお肌づくりが可能となるはずです♪
妊娠線は予防ケアが1番肝心
妊娠線は、できてしまった後に消そうとすると、多くの費用と時間がかかることも多いものです。
やはり、妊娠線を作らないよう予防することが重要となるでしょう。
妊娠線を予防するためには、
- 適度な運動
- 栄養バランスの取れた食事
- 良質な睡眠
- 体重管理
- 腹帯の活用
- クリームでの保湿ケア
などを意識してみてくださいね♪
まとめ
今回は、できてしまった妊娠線を消す方法や、自宅でできるケア方法などをご紹介しました。
クリニックでの施術は、たしかに短時間で目に見える効果があるかもしれません。
しかし、ダウンタイムや副作用の可能性、多額の費用をかける必要性が本当にあるのかどうか、しっかりと検討する必要が出てくるでしょう。
まずは、アフターケア専用クリームの活用と、食事や睡眠など生活習慣の改善から取り組んでみてはいかがでしょうか。
お肌をキレイに保つことで、妊娠線はずいぶんと目立たなく見えるものですよ♪