妊娠線予防は、外側からのケアだけではなく、内側からの予防をすることも重要になります。
毎日の食事に少しの変化を加えて、習慣化することが妊娠線予防には大切です。
効果的な食事やオススメしたい習慣についてお伝えしていきます。
待望の第一子を授かった妊娠3ヶ月の新ママ。
夫の転勤で上京し。近所に相談できるママ友も少なく不安なことだらけ。
趣味はカフェ巡り。カフェで妊娠情報サイトをネットサーフィンすることが最近の日課。
●先輩ママじゅんこ
新ママの不安や悩みをサポートすることが大好きな2男2女のベテランママ。
赤ちゃんと一緒に行うヨガ"ベビトレヨガ"の教室も運営中。
産前・産後の知識を豊富に持つ、頼れるアドバイザー。
妊娠線予防にまつわるお役立ち情報も、どんどんシェアしていくわよ~。
目次
妊娠線予防のために食事の見直しが必要な理由
妊娠線ができる大きな原因の一つとして、急激におなかが大きくなり、体重が増加することが挙げられます。
そのため、妊娠前と同じような食事や習慣を続けていてはいけません。
おなかの赤ちゃんのことも考えた栄養バランスを心掛けることが大切です。
妊娠線予防のために効果的な食事の3つのポイント
妊娠線予防のために効果的な3つの予防と対策をご紹介します。
1.ビタミンCとコラーゲン豊富な食事で妊娠線予防
妊娠線ができる原因の一つとして「コラーゲン繊維」の働きがあります。
<コラーゲンの働き>
図の通り、コラーゲン繊維は、細胞と細胞を繋いで肌を支える役割を担っています。
大きくなっていくおなかの皮膚について来れず、コラーゲン繊維が断裂することで、妊娠線ができてしまうのです。
年齢を重ねるにつれ「肌に弾力がなくなった」「たるみがでてきた」と感じるのも、コラーゲンが不足しているのです。
コラーゲンを生成する際に必要な栄養素が、ビタミンCです。
ビタミンCは、肌のハリを保つコラーゲンの生成に不可欠な栄養素になります。
ビタミンCが不足すると、細胞と細胞の「接着剤」として身体全体を繋いでくれるコラーゲンの働きも弱くなってしまいます。肌荒れ、歯茎の出血や皮下出血、ケガの治りの遅れなどの原因になるのです。
ビタミンCとコラーゲンを一緒に摂取することは、肌を支える力を促すためにも重要になるのです。
<ビタミンCを多く含む食品一覧>
【ビタミンC1日摂取目安量:100mg】
野菜類(100gあたりのビタミンC含有量)
食品 | 含有量 |
ゴーヤ | 76mg |
ブロッコリー | 54mg |
キャベツ | 41mg |
果物類(100gあたりのビタミンC含有量)
食品 | 含有量 |
レモン | 100mg |
オレンジ | 40mg |
グレープフルーツ | 36mg |
海藻類(100gあたりのビタミンC含有量)
食品 | 含有量 |
わかめ | 27mg |
とろろこんぶ | 19mg |
あおさ | 10mg |
魚介類(100gあたりのビタミンC含有量)
食品 | 含有量 |
明太子 | 76mg |
たらこ | 21mg |
いくら | 6mg |
肉類(100gあたりのビタミンC含有量)
食品 | 含有量 |
ロースハム | 50mg |
ベーコン | 50mg |
牛レバー | 30mg |
飲料類(100gあたりのビタミンC含有量)
飲料品 | 含有量 |
抹茶 | 60mg |
オレンジジュース(ストレート) | 42mg |
グァバジュース(20%果汁) | 19mg |
<コラーゲンを多く含む食品一覧>
【コラーゲン1日摂取目安量:5,000mg】
動物性食品(100gあたりのコラーゲン含有量)
食品 | 含有量 |
牛すじ | 4,980mg |
鶏軟骨 | 4,000mg |
豚白モツ | 3,080mg |
植物性食品(100gあたりのコラーゲン含有量)
食品 | 含有量 |
ふかひれ | 9,920mg |
うなぎの蒲焼 | 5,530mg |
エビ | 1,150mg |
2.皮膚の代謝をあげることで肌のターンオーバーを促して妊娠線予防
健康的な肌作りを心がけることで、妊娠線予防効果が期待できます。
特にお肌のターンオーバーを促すことは、美しいお肌を保つためのとても重要な働きになるのです。
妊娠中は、つわりやストレスが原因でターンオーバーが乱れてしまうことがあります。
人間の皮膚は周期ごとに生まれ変わっていくもの。
表皮の新しい細胞が生まれてから、はがれ落ちるまでの新陳代謝のことを「ターンオーバー」と呼びます。
ターンオーバーが乱れると、以下のような身体の変化が起こりやすくなります。
- 肌の弾力がなくなる
- 乾燥肌・敏感肌になる
- 毛穴が目立つザラザラ肌になる
このような肌トラブルを、加速させることにつながる場合があるのです。
ターンオーバーを促すためには、基礎代謝を上げることが大切になってきます。
基礎代謝を上げるためには、たんぱく質をしっかり摂ることが重要です。
たんぱく質は、筋肉や皮膚、髪の毛、臓器など、身体の大部分を作り出している健康維持に必要な三大栄養素の1つ。
筋肉が多いほど消費カロリーが多く、身体も燃えやすくなります。
たんぱく質を摂ることは、ターンオーバーを促すことと太りにくい身体を作ることに繋がるのです。
<たんぱく質を多く含む食品一覧>
【たんぱく質1日摂取目安量:50g】
動物性たんぱく質(100gあたりのたんぱく質含有量)
食品 | 含有量 |
サラミ | 25.4g |
生ハム | 24.0g |
鶏ささみ | 23.0g |
植物性たんぱく質(100gあたりのたんぱく質含有量)
食品 | 含有量 |
きな粉 | 35.5g |
大豆 | 35.3g |
納豆 | 16.5g |
3.栄養バランスの取れた効果的な食事で妊娠線予防
最も重要なことは、栄養バランスを考えた食事です。
1つの成分に特化せずに、バランスの良い食事を意識しましょう。
栄養バランスの安定した食事として、「和食」がオススメです。
和食は、一工夫をすることでバランスよく成分を摂取することができます。
- お米に納豆をかけて食べる
- 飲み物を抹茶に変えてみる
- お味噌汁にワカメを多めに入れる
和食なら低カロリー・低脂肪で摂りやすいため、太りにくい身体を作るためにも効果的となっております。
妊娠線予防のために栄養バランスの見直しが重要
妊娠線予防には、内側からのケアも重要になってくることが分かっていただけましたか?
妊娠線予防は、食事の栄養バランスを考えて摂ることが大切です。
食事からだけで難しい場合は、サプリメントを活用して栄養バランスを整える方法もあります。
おなかの赤ちゃんの栄養面も考えた食事を習慣化して、バランスよく栄養を補っていきましょう。
- ビタミンCとコラーゲンを一緒に摂る事で肌の弾力をサポート
- たんぱく質を摂る事で肌のターンオーバーを正常化
- 一工夫加えることで栄養のバランスを整える