ベビーカーの中は、実際の気温より10℃ほど高い温度になってしまうと言われています。
日差しの強い日は、アスファルトからの照り返しなどで、赤ちゃんはさらに過酷な環境にさらされることに。
そこで今回は、赤ちゃんがベビーカーの中で快適に過ごせる暑さ・熱中症対策アイデアをまとめてみました!
目次
ベビーカー専用の暑さ対策アイテムを活用する
まずは、ベビーカー内の暑さ・熱中症対策専用に作られたアイテムをご紹介します。
扇風機
赤ちゃんにピンポイントで涼しい風を送ることができる、ポータブル小型扇風機。
クリップ式またはベルト式になっているので、ベビーカーだけでなく、抱っこ紐やチャイルドシートなどにも付け替え可能です。
乾電池式のものが多いようですが、USBやソーラーパネルによって充電できるものもありますよ。
保冷シート
表面をひんやりとさせて、赤ちゃんの体温が上がりすぎないよう工夫が施されたシート。ベビーカーに直接敷いて使います。
- 専用ポケットに保冷剤を入れて使用するタイプ
- シート自体が冷感素材になっているタイプ
などがあります。
汚れたら自宅でささっとお洗濯できるものが多く、いつでも清潔な状態を保つことができます♪
UVカットブランケット
UVカットブランケットは、ベビーカーの両サイドに取り付けて使う、布製の紫外線対策アイテム。
ベビーカーだけでなく、抱っこ紐に付け替えることもできます。
赤ちゃんのおむつ替えをする時に敷いて使ったり、ひざ掛けとして使うこともできるので、夏のお出かけに1つは持っておきたいアイテムです♪
サンシェード
(マニトベビーカーチャイルドシート兼用サンシェード:Amazon)
ベビーカーにあらかじめ付けられている日除け幌は、赤ちゃんのお顔部分しか日差しを遮られない場合が多いですよね。
ベビーカー専用のサンシェードなら、赤ちゃんの体全体を日差しからガードしてくれます。
使い方は、お手持ちのベビーカーの幌部分に重ねて取り付けるだけ。
デザインも豊富なので、取り付けるだけでベビーカーの印象がガラっと変わり、ママの気分転換にもなります♪
照り返し防止シート
強い日差しや高気温以外に注意したいのが、路面からの照り返しです。
照り返し防止シートは、ベビーカーの底から背面にかけて取り付け、路面からの照り返しによる熱から赤ちゃんを守ります。
装着がカンタンで、取り付けたままベビーカーを折りたたむこともできますよ♪
赤ちゃん専用暑さ対策グッズでさらに快適に♪
ベビーカー専用アイテムと組み合わせることで、赤ちゃんの快適度をさらに増してくれるのが、赤ちゃん向けに作られたひんやりグッズです。
冷却スプレー
冷却スプレーは、ベビーカーや帽子、タオルなどにシュッと吹きかけるだけで、ひんやり感が得られるアイテム。
安全性の高いガスが使用されており、吹きかけた対象物の気化熱を奪って冷やす仕組みになっています。
熱がこもりやすいベビーカーにひと吹きすれば、一瞬でひんやり感を得られ、赤ちゃんをすぐに乗せることができますよ♪
アイスまくら(保冷剤)
熱中症対策だけでなく、赤ちゃんの急な発熱時に大活躍してくれるのが、アイスまくら(保冷剤)です。
頭の下に敷くタイプのみならず、わきの下や太ももなどをピンポイントで冷却してくれるタイプもあります。
ネッククーラー
- 保冷剤を専用ポケットに入れて使用するタイプ
- 水にぬらして使用するタイプ
主にこの2つの種類に分かれるようです。
大きな動脈が通る首筋を冷やすことで、体温が高くなりすぎるのを防いでくれます。
100円ショップの暑さ対策グッズを代用する
最近では、デザイン性や機能性に優れたひんやりグッズが、100円ショップでも手に入れられるようになりました。
ベビーカー専用ドリンクホルダー
雨に乗じてベビーカー補強。園に置いて来ちゃうとなかなかできなくて;^_^A ダイソーの黄色フックから、セリアのブラックフックに変更&ドリンクホルダー付けました。ちょっと大人なイメージにw pic.twitter.com/RggLHhSims
— ponnao_ikuji (@ponnao_ikuji) 2015年4月8日
熱中症対策に、こまめな水分補給は欠かせませんよね。
ベビーカー専用のドリンクホルダーがあれば、信号待ちや赤ちゃんがぐずってしまった時に、ささっと哺乳瓶やストローマグを取り出すことができます♪
赤ちゃん快適クッション
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保冷剤を入れて使う、ベビーカーに紐で取り付けるタイプのクッションです。
保冷バッグと同じようにポケット内がアルミ製になっており、保冷性も申し分ないようですよ。
お弁当用保冷剤
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タオルに巻いて赤ちゃんの脇に挟んだり、赤ちゃんの麦茶を冷やしたりなど、活用の幅が広いお弁当用保冷剤。
サイズ違い・形違いで揃えておくと、お出かけの際に何かと役立ちそうです♪
アイス枕
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冷やしても固まらないようになっており、冷凍庫から取り出してすぐに使うことができます。
薄めの設計になっているので、タオルに巻いても高さが出過ぎません。
ウォーターネックバンダナ
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濡らすだけで、ひんやり気持ち良いバンダナタイプのネッククーラーは、100円ショップでも手に入れることができます。
軽いので持ち運びも楽なうえ、水さえあればどこでも使うことができる嬉しいアイテムです。
アイスバック
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氷や水を入れて使うアイスバック(氷のう)。
「洗って繰り返し使えるのでコスパ抜群!」だと、ママたちの間でも話題になっているようです。
100円ショップで売られているのものはサイズが小ぶりで、赤ちゃんの足の付け根やわきの下を冷やすのにちょうど良いようですよ。
まとめ
体温調節機能がまだ未熟な赤ちゃんは、大人よりも熱中症にかかるリスクが高いのだそうです。
まだ言葉をしゃべれない赤ちゃんは、みずから体の不調を訴えることができません。
ベビーカーを押すママの両手はふさがっていることも多いですから、今回ご紹介した対策グッズで、夏の暑さを上手に乗り切ってみてくださいね♪
また、環境省の「熱中症予防情報サイト」では、
- 涼しい服装
- 日陰の利用
- 日傘や帽子
- 水分や塩分の補給
によっても、熱中症を予防できるとしています。
暑い日に赤ちゃんとお出かけする際は、これらの点にも配慮して、ママ自身の対策も忘れなく♪